2025年8月7日、OpenAIはついにChatGPT-5(GPT-5)を正式リリースしました。
今回のアップデートは、性能・安全性・使いやすさのすべてが大幅に進化しており、
無料ユーザーから法人利用まで幅広く対応しています。
本記事ではChatGPT5で何が変わったのか徹底解説します。
1. リリース概要と利用プラン
- 提供開始日:2025年8月7日
- 対象:Free / Plus / Pro / Team / Enterprise 全ユーザー
- バリエーション:
- GPT-5(フル性能)
- GPT-5 mini(低コスト・高速)
- GPT-5 nano(軽量・モバイル向け)
- GPT-5 Thinking(高度推論)
- GPT-5 Pro(最高精度)
※無料プランは使用上限あり。Pro(月額約200ドル)は無制限&Proモデル利用可。
↓英語学習視点で有料プランのメリットを解説しているので参考に
ChatGPTで英会話する際、有料プラン(plus)に課金する必要性とメリットについて解説!
2. 性能アップのポイント
- GPT-4比で全分野が向上(プログラミング、文章生成、健康相談、数学、推論など)
- ベンチマーク結果:
- SWE-Bench / Aider Polyglot:コーディング精度トップクラス
- HealthBench:医療系質問にも高精度で対応
- コンテキスト処理能力向上:数十万トークンまで対応し、長文や長期間の会話でも破綻しにくい
- 画像理解・マルチモーダル性能も強化
3. 推論力と安全性の強化
- スマートルーティング:質問内容に応じて高速応答 or 深い推論を自動選択
- 事実誤り80%減(推論モード使用時)
- おべっか(sycophancy)発生率半減
- 「安全な回答」機能で、不確かな場合は部分回答や慎重な返答
- セキュリティテスト(レッドチーミング)を特に医療・法務分野で強化
4. 新機能・連携
- 会話スタイル選択:皮肉屋・ロボット・リスナー・オタクなど個性を設定可能
- Gmail / Googleカレンダー連携:スケジュール調整やメール内容の要約が可能
- 音声モードやUIのカスタマイズ性も向上
5.GPT4との違い
↓GPT4とGPT5との違いを表でまとめています。
項目 | GPT-4 | GPT-5 |
---|---|---|
リリース日 | 2023年3月(4oは2024年5月) | 2025年8月 |
推論力 | 高いが長文や複雑推論で誤答あり | Thinkingモードで複雑推論対応、誤答80%減 |
コンテキスト長 | 最大約128kトークン | 数十万トークンまで保持可能 |
モデル種類 | 通常版 / 高速版(4o) | フル版 / mini / nano / Thinking / Pro(自動切替可) |
マルチモーダル精度 | 画像認識は可能だが精度は限定的 | 画像+テキストの文脈理解が大幅向上 |
安全性 | 安全対策ありだが不確実でも回答する場合あり | 「安全な部分回答」機能で誤情報リスク低減 |
外部連携 | 基本なし | Gmail・Googleカレンダーと直接連携可能 |
会話スタイル | 固定 | 複数の人格スタイル(皮肉屋・ロボット・聞き役など)を選択可能 |
音声モード | 基本会話可能だが自然さに限界 | 高精度音声モードでリアルタイム会話がより自然 |
まとめ
今回のGPT-5は「より賢く・安全で・自然な会話」を実現した次世代AIです。
無料プランでも試せますが、本領発揮はProやThinkingモデル。
ブログやビジネス活用、学習用途まで幅広く役立つアップデートと言えるでしょう。
参考リンク: