「Part3とPart4の音声が長くて、途中で何の話かわからなくなる」
「先読みが間に合わず、気づいたら次の会話が始まっている」
TOEIC L&Rのリスニングで、いちばん問題数が多いのがPart3(会話問題)とPart4(説明文問題)です。
2つ合わせて69問あり、リスニング100問の約7割を占めます。
この記事では、ChatGPTやGeminiなどのAIを使って、本番そっくりの会話文・トークを自動で作り、先読みと聞き取りを練習する方法を、コピペで使える日本語プロンプト付きで紹介します。
✅ 結論:Part3・Part4をAIで攻略するポイント3つ
- 練習素材は無限に作れる:AIに本番形式の会話文・トークと設問を作ってもらえば、公式問題集を使い切った後も練習を続けられる
- 音声化して「1回だけ聞く」練習をする:作った英文はAIの読み上げや音声モードで聞き、本番と同じく1回で解く
- 間違えた原因をAIに分析してもらう:聞き取れなかった部分をスクリプトで確認し、言い換えや弱点をAIに整理してもらう
📋 この記事でわかること
- Part3・Part4の出題形式と、つまずきやすいポイント
- 本番形式の会話文・トークをAIで作るプロンプト
- 作った英文を音声にして練習する方法
- 図表問題・意図問題・3人の会話の対策
- 間違えた問題の復習をAIで効率化する方法
TOEIC Part3・Part4の出題形式を確認しよう
| Part3(会話問題) | Part4(説明文問題) | |
|---|---|---|
| 問題数 | 39問(13の会話 × 3問) | 30問(10のトーク × 3問) |
| 音声 | 2人または3人の会話 | アナウンスや留守電などのミニトーク |
| 放送回数 | 1回のみ | 1回のみ |
| 問題用紙 | 設問と選択肢が印刷されている | 設問と選択肢が印刷されている |
| 特徴的な問題 | 図表問題、3人の会話、話し手の意図を問う問題 | 図表問題、話し手の意図を問う問題 |
リスニングセクションは全体で約45分・100問です。Part3とPart4では、音声が流れる前に設問と選択肢を読んでおく「先読み」ができるかどうかで、正答率が大きく変わります。
出典:IIBC「TOEIC Listening & Reading Test 問題形式」
Part3・Part4でつまずきやすいポイント
- 先読みが間に合わない:1つの問題で迷うと、次の会話の先読みができなくなり、連鎖的に失点します
- 言い換えに気づけない:音声で聞こえた表現と、選択肢の表現が違う言葉で言い換えられています
- 場面がつかめない:最初の数秒で「どこで・誰が・何の話か」をつかめないと、全体がわからなくなります
⇒ Part3・Part4は69問。先読み・言い換え・場面の把握の3つが攻略の鍵です。

AIでPart3・Part4を対策するメリット
公式問題集は質が高い一方で、数に限りがあります。AIを使うと、次のような練習ができるようになります。
| AIでできること | 具体的な使い方 |
|---|---|
| 本番形式の問題を何度でも作れる | 会話文・トーク・設問・選択肢をまとめて作成 |
| 苦手な場面だけを集中して練習できる | 「会議の日程調整」「店内アナウンス」など場面を指定 |
| スクリプトと解説がすぐに手に入る | 聞き取れなかった部分をその場で確認 |
| 言い換え表現を整理できる | 本文と正解の選択肢の言い換えを一覧にしてもらう |
ただし、AIが作る問題は本番より簡単だったり、不自然な表現が混じったりすることがあります。実力の確認は公式問題集、量をこなす練習はAIと使い分けるのがおすすめです。
【Part3】AIで本番形式の会話問題を作るプロンプト
基本の会話問題を作ってもらう
まずは、本番と同じ「会話+設問3問」のセットを作ってもらいましょう。場面とレベルを指定するのがポイントです。
あなたはTOEIC L&Rの問題作成の専門家です。Part3の練習問題を1セット作ってください。
条件:オフィスでの2人の会話(男性と女性)、英語で約120語、目標スコアは700点レベル。
会話のあとに、本番と同じ形式の設問を3問(それぞれ4択)英語で作ってください。設問は「話題・場所を問う問題」「詳細を問う問題」「次の行動を問う問題」を1問ずつにしてください。
最初は会話文と解答を表示せず、設問と選択肢だけを表示してください。私が「スクリプト」と送ったら、会話文・正解・日本語の解説を表示してください。
「最初は設問だけを表示」と指定しておくと、先読み → 音声を聞く → 解答という本番の流れで練習できます。
3人の会話・意図問題に慣れるプロンプト
3人の会話や、「〜と言うとき、話し手は何を意図していますか」という意図問題は、慣れないと戸惑いやすい形式です。
TOEIC Part3の練習問題を作ってください。今回は、3人(男性2人・女性1人)の会話にしてください。
設問3問のうち1問は、「What does the woman mean when she says “〜”?」のような、話し手の意図を問う問題にしてください。
解答のあとに、意図問題の考え方(前後の流れのどこがヒントになるか)を日本語で解説してください。
「Part3は、最初の1〜2文で「どこで・誰と誰が・何の話をしているか」がほぼ決まります。AIの問題で、冒頭だけ聞いて場面を言い当てる練習をすると、本番の聞こえ方が変わりますよ。」
⇒ 場面とレベルを指定し、「設問だけ先に表示」で本番と同じ流れを再現しましょう。
【Part4】AIでトーク問題・図表問題を作るプロンプト
場面別のトーク問題を作ってもらう
Part4は、留守番電話、社内アナウンス、ラジオのニュース、ツアーガイドなど、場面のパターンがある程度決まっています。苦手な場面を指定して練習しましょう。
TOEIC L&RのPart4の練習問題を1セット作ってください。
場面:[留守番電話のメッセージ / 社内会議での連絡 / 店内アナウンス / ラジオの交通情報 / ツアーガイドの説明 など]
英語で約130語のトークと、本番形式の設問3問(4択)を作ってください。
最初は設問と選択肢だけを表示し、私が「スクリプト」と送ったら、トークの英文・正解・日本語の解説を表示してください。
図表問題を作ってもらう
図表問題は、スケジュール表や料金表などの図と、音声の内容を組み合わせて答える問題です。図はAIに文字の表で作ってもらえば十分練習できます。
TOEIC Part4の図表問題を1セット作ってください。
まず、イベントのスケジュール表(時間と内容が4行程度の表)を作り、そのあとにトークの内容と結びつけて答える設問を1問、ほかの設問を2問作ってください。
図表問題は、「表に書かれている情報」と「トークで聞こえる情報」を組み合わせないと解けないようにしてください。
最初は表・設問・選択肢だけを表示し、私が「スクリプト」と送ったら、トークの英文と解説を表示してください。
⇒ Part4は場面のパターンで攻略。図表問題は表をAIに作ってもらえば練習できます。

作った英文を音声にして「1回だけ聞く」練習をする
AIで作った問題は、文字で読むだけでは意味がありません。必ず音声にして、本番と同じく1回だけ聞いて解く練習をしましょう。音声にする方法は、主に次の3つです。
- ChatGPTやGeminiの読み上げ機能:回答の読み上げボタンを使うと、作ったスクリプトを音声で聞けます
- 音声モードで読み上げてもらう:「このスクリプトを、ナチュラルなスピードで1回だけ読み上げてください」と頼みます
- NotebookLMの音声機能:英文の資料から、ポッドキャスト風の音声を作ることもできます
3人の会話や、男女で声を分けたい場合は、読み上げ機能では声の区別がつきにくいことがあります。その場合は、話し手が変わるところを意識して聞く練習と割り切りましょう。
📎 関連記事:【初心者でもできる】NotebookLMで英語リスニング教材を自作する5ステップ|ポッドキャスト機能
先読みの練習は「タイマー」で
本番では、1つの会話の設問を解いたあと、次の会話が始まるまでの短い時間で先読みをする必要があります。AIの問題を使うときも、設問と選択肢を読む時間を30秒程度に区切ると、本番に近い緊張感で練習できます。
間違えた問題をAIで分析・復習する
「なぜ聞き取れなかったか」を分析してもらうプロンプト
間違えた問題は、スクリプトを見て「どこが聞き取れなかったか」を確認するのが一番の近道です。AIに原因の整理を手伝ってもらいましょう。
以下はTOEIC Part3の問題で、私が間違えた設問とスクリプトです。
1) 正解の根拠になった部分をスクリプトから抜き出してください。
2) スクリプトの表現と、正解の選択肢の表現の「言い換え」を一覧にしてください。
3) 聞き取りにくい音のつながり(リエゾン・脱落など)があれば、日本語で説明してください。
[ここに設問とスクリプトを貼る]
言い換え表現リストを作って覚える
Part3・Part4の正解は、本文の表現をそのまま使わず、別の言葉で言い換えていることがほとんどです。分析で出てきた言い換えをまとめて、単語帳アプリで覚えるのがおすすめです。
- 例:reschedule the meeting ⇔ change the time of a meeting
- 例:The printer is out of order ⇔ A machine is not working
- 例:I’ll send you the file ⇔ Send a document
「言い換えに気づけるかどうかで、Part3・Part4の正答率は大きく変わります。間違えた問題の言い換えだけを集めておくと、短時間で効率よく復習できます。」
📎 関連記事:TOEIC Part5(文法)をAIで攻略する勉強法|頻出パターン別プロンプト集
Part3・Part4の対策でやりがちなNG行動
- スクリプトを読むだけで終わる:文字で理解できても、音で聞き取れなければ本番では解けません。必ず音声で確認しましょう
- 何度も聞き直してから解く:本番は1回だけです。まずは1回で解き、そのあとで聞き直して復習します
- AIの問題だけで実力を判断する:AIの問題は難易度にばらつきがあります。実力の確認は公式問題集で行いましょう
まとめ:AIで「量」を、公式問題集で「質」を
- Part3(39問)とPart4(30問)はリスニングの約7割を占める
- AIに本番形式の会話文・トーク・設問を作ってもらえば、練習量をいくらでも増やせる
- 「設問だけ先に表示」と指定して、先読み → 1回だけ聞く → 解答の流れで練習する
- 間違えた問題は、根拠の部分と言い換えをAIに整理してもらって復習する
- 実力の確認は公式問題集で行い、AIは量をこなす練習に使う
1日1セット、AIの問題を音声で解いて言い換えを1つ覚えるだけでも、本番での聞こえ方は確実に変わります。今日から1セット試してみてください。
📎 関連記事:ChatGPTでTOEIC対策する方法7選|何点上がる?効果・学習計画まで徹底解説
よくある質問(Q&A)
Q. AIが作った問題は、本番と難易度が違いませんか?
AIの問題は、本番より簡単だったり、表現が不自然だったりすることがあります。目標スコアを指定すると難易度はある程度調整できますが、実力の確認は公式問題集で行うのが確実です。
Q. 無料版のChatGPTやGeminiでも使えますか?
この記事のプロンプトは、無料版でも使えます。ただし、利用回数に上限がある場合があるので、1日に作る問題数は数セットにとどめるのがおすすめです。
Q. 先読みが間に合わないときはどうすればいいですか?
迷った問題は、いったん勘でマークして次の先読みに移るのが鉄則です。1問にこだわると、次の3問をまとめて落とすことになりかねません。
Q. Part3とPart4、どちらから対策すべきですか?
問題数が多いPart3から始めるのがおすすめです。会話の場面がつかめるようになると、Part4のトークも聞きやすくなります。
Q. リスニングが苦手な初心者でも使えますか?
使えます。プロンプトの「目標スコア」を500点や600点にして、会話の語数を短めにしてもらうと、初心者でも取り組みやすい問題になります。
