「Anki(アンキ)で英単語を覚えたいけれど、使い方が難しそうで挫折しそう…」そんな悩みを持っていませんか。
Ankiは世界中の英語学習者に愛用されている単語暗記アプリで、間隔反復学習(SRS)という科学的な方法で効率よく単語を覚えられます。
しかし初めて触ると、画面のボタンや設定の多さに戸惑う人が少なくありません。
この記事では、英語学習者のためのAnkiの使い方を7ステップで初心者向けに解説します。
iPhone・PCそれぞれの設定、復習のコツ、ChatGPTなどAIを活用したカード作成まで、実際に使い続けてきた私Hakuの体験をもとに、つまずきやすいポイントを先回りでお伝えします。
📋 この記事でわかること
- Ankiの基本と英単語学習に最適な理由
- 初心者が迷わないAnki使い方7ステップ
- iPhone(AnkiMobile)・PC版それぞれの設定方法
- 復習で挫折しないためのコツと最適な1日のカード数
- ChatGPT・Claudeを使ってAnkiカードを効率的に作る方法
Ankiとは?英単語学習に最強と言われる3つの理由
まずはAnkiの基本と、なぜ英単語学習にこれほど向いているのかを簡単に押さえておきましょう。
ここを理解しておくと、このあとの設定や復習のコツも腹落ちしやすくなります。
Ankiは間隔反復学習(SRS)を採用した無料の暗記ツール
Ankiは、カード(単語や例文)を自分の記憶度に合わせて最適な間隔で出題してくれる単語暗記アプリです。
間隔反復学習(SRS:Spaced Repetition System)という仕組みで、覚えたばかりの単語は短い間隔で、定着した単語はだんだん長い間隔で出してくれます。
つまり、忘れかけたタイミングで思い出す作業を繰り返すので、短い学習時間でも記憶に残りやすくなります。
⇒ Ankiは科学的な記憶の仕組みを使える、英単語学習に最適なツールです。
英単語学習にAnkiが最強な3つの理由
Ankiが英単語学習で支持されている理由は、大きく3つあります。
- 忘却曲線に沿って自動で復習スケジュールを組んでくれる
- 自分に必要な単語だけをカード化でき、ムダな暗記がない
- PC・iPhone・Androidで同期でき、スキマ時間を活用できる
特に英検やTOEIC対策では、市販の単語帳をそのまま全部覚えるよりも、苦手な単語だけを集中して回せるAnkiのほうが効率的です。
⇒ 英語学習で単語の定着率を上げたいなら、Ankiは第一候補になります。
「僕自身、金フレやDUOを紙の単語帳で何度も挫折してきましたが、Ankiに切り替えてから英検準1級の単語も定着するようになりました。最初の設定さえ乗り越えれば、あとは毎日アプリを開くだけです」
AnkiはPC・Android版が無料、iPhoneのみ有料
Ankiの料金体系は少し独特です。
Windows/Mac用のデスクトップ版とAndroid版(AnkiDroid)は無料で、iPhone版の「AnkiMobile」のみ買い切りの有料アプリになっています(価格は変動するので公式のApp Storeで最新情報を確認してください)。
AnkiWebというクラウド上のアカウントも無料で作れるので、PCとスマホの同期にも対応しています。
⇒ iPhoneだけ有料ですが、一度買えば追加課金なしで一生使える投資と考えられます。
ここまででAnkiの基礎がつかめたので、次はいよいよ具体的な使い方に入っていきましょう。

Anki英単語学習の使い方7ステップ【初心者向け】
ここからは、Ankiをはじめて使う人でも迷わないように、インストールから毎日の学習まで7ステップで解説します。
PC(Windows/Mac)を中心に紹介しますが、iPhone・Androidでもほぼ同じ流れになります。
ステップ1 AnkiWebアカウントを作る
最初にやるべきは、AnkiWebのアカウント作成です。
公式サイト(ankiweb.net)でメールアドレスとパスワードを登録するだけで、PCとスマホでデッキを同期できるようになります。
これを飛ばすと、せっかく作ったデッキが端末間で共有できず、後で困るので必ず最初に作っておきましょう。
⇒ 同期の土台になるアカウント作成は、学習を始める前に済ませておくのが鉄則です。
ステップ2 PCにAnkiデスクトップ版をインストールする
次にPCにAnkiをインストールします。
公式サイトから自分のOS(Windows/Mac/Linux)に合ったインストーラをダウンロードして、普通のアプリと同じ手順で入れるだけです。
起動したら、画面右下の「同期」ボタンからAnkiWebアカウントでログインしておきましょう。
⇒ デッキ作成や編集はPC版のほうが圧倒的に快適なので、まずはPCから入るのがおすすめです。
ステップ3 英単語用のデッキを追加する
Ankiを開いたら、下にある「デッキを作成」ボタンで新しいデッキを作ります。
デッキ名は「TOEIC金フレ」「英検2級 パス単」など、自分が後で見てわかる名前にしておくと管理が楽です。
自分で1からカードを作る以外に、AnkiWebで公開されている共有デッキをダウンロードする方法もあります。
時間を節約したい人は、共有デッキからスタートするのも賢い選択です。
⇒ 目的別にデッキを分けると、試験や目標ごとに進捗を管理しやすくなります。
📎 関連記事:Ankiおすすめ英語共有デッキ|英検・TOEIC・英会話まで完全対応
ステップ4 カードを追加して英単語を登録する
デッキができたら、画面上の「カードを追加」ボタンからカードを1枚ずつ作っていきます。
基本のカードは「表面=英単語や英文」「裏面=意味や日本語訳」の組み合わせです。
裏面には意味だけでなく、例文・発音記号・自分が覚えづらかったポイントまで書いておくと定着しやすくなります。
⇒ 情報を少し盛り込むくらいが、長期記憶に残りやすいカードになります。
ステップ5 毎日の学習画面でカードを回していく
カードが入ったら、いよいよ毎日の学習スタートです。
デッキ名をクリックして「学習する」を押すと、表面→裏面の順でカードが表示されます。
裏面を表示したあと、自分の理解度に応じて下のボタンを押すことで、次にそのカードが登場する間隔が変わります。
⇒ 復習スケジュールをAnkiが自動計算してくれるので、何をいつ覚え直すかで悩む必要はありません。
ステップ6 4つのボタンを正しく使い分ける
Ankiで一番つまずきやすいのが、学習時の4つのボタンの使い分けです。
| ボタン | 意味 | 押すタイミング |
|---|---|---|
| もう一度 | まったく思い出せなかった | 意味がパッと出てこなかった |
| 難しい | 苦戦しながら思い出せた | 数秒悩んでから正解した |
| 普通 | 普通に思い出せた | スッと意味が浮かんだ |
| 簡単 | すごく簡単だった | もう余裕で覚えている |
ここでの自己評価がそのまま次の復習タイミングに反映されるので、甘くも厳しくもなり過ぎないのがコツです。
迷ったら「普通」を基本にして、明らかに難しかったときだけ「もう一度」や「難しい」を選ぶと運用がラクです。
⇒ ボタンの使い分けは、Anki最大のコア機能です。
ステップ7 設定で1日のカード数を調整する
最後に、自分の生活リズムに合わせて1日のカード数を調整しましょう。
デッキ名の横にある歯車アイコンから「オプション」を開き、「1日に新規カードを学習する最大枚数」と「1日に復習するカードの最大枚数」を設定できます。
社会人なら、新規10枚・復習100枚あたりから始めると挫折しにくい印象です。
⇒ 最初から欲張りすぎず、続けられる枚数に調整するのが成功のカギです。
「最初に新規30枚でやったら3日で復習が溜まり過ぎてキツく、結局1週間でやめました。今は新規10枚固定で、気が乗ったら追加する方式に落ち着いています」
7ステップを押さえたら、次はスマホ(特にiPhone)で使うときの設定を見ていきましょう。

iPhone版AnkiMobileの使い方と設定のコツ
Ankiの真価はスマホとの連携で発揮されます。
特にiPhoneユーザーは、通勤・通学中などのスキマ時間にAnkiを回せるかどうかで学習量が大きく変わってきます。
AnkiMobileはApp Storeから購入する
iPhone版「AnkiMobile Flashcards」は、App Storeから買い切りでダウンロードできます。
名前が似ている偽アプリやクローンアプリに注意して、必ず「開発元:Ankitects Pty Ltd」の公式アプリを選びましょう。
Android版のAnkiDroidは無料ですが、iPhoneだけは有料という仕様になっています。
⇒ 有料でもiPhoneでAnkiを使える価値は大きいので、英語学習に本気ならおすすめです。
PCで作ったデッキをiPhoneに同期する
AnkiMobileを起動したら、設定画面からAnkiWebアカウントでログインします。
そのあと「同期」ボタンを押すだけで、PCで作ったデッキや学習履歴がiPhoneにも反映されます。
通勤電車でiPhone、家ではPCで学習するといったハイブリッドな使い方も自然にできるようになります。
⇒ 複数端末の同期ができれば、Ankiの利便性は一気に跳ね上がります。
iPhoneで使うときに意識したい設定ポイント
iPhoneならではのコツとしては、次の3つを押さえておくと快適です。
- 学習時間の目標(デッキオプション)を短めにして、通知でリマインドを設定する
- 音声付きカードを使う場合は、サイレントモードだと再生されないことがあるので注意する
- 夜間はダークモードに切り替えて、目の負担を減らす
スマホ特有の「ながら学習」前提の設定にしておくと、習慣化もスムーズです。
⇒ iPhoneならではの細かな設定が、日々の学習ストレスを大きく減らしてくれます。
端末の準備が整ったら、次は挫折しないための復習のコツを見ていきましょう。
英単語学習で挫折しないAnki復習のコツ5選
Ankiは便利なツールですが、「カードが溜まってイヤになる」「やる気が続かない」といった声も多いです。
ここでは、私が実際に続けてこれた復習のコツを5つ紹介します。
コツ1 1日のノルマは「復習枚数」で決める
よくあるのが「新規○枚」を目標にしてしまい、復習が溜まってパンクするパターンです。
おすすめは、まず復習カードを全部終わらせてから、余力のあるときだけ新規カードに手を出すスタイルです。
⇒ 復習最優先のルールが、Ankiを途切れさせない一番の保険になります。
コツ2 覚えられない単語は「リーチ(Leech)」タグを活用する
何度やっても覚えられない単語は、Ankiが自動で「Leech(リーチ)」としてタグ付けしてくれます。
リーチになったカードは、以下のような工夫をすると覚えやすくなります。
- 例文を自分の体験に寄せて書き直す
- 語源やイメージ画像を裏面に貼る
- 一度デッキから外して、別の方法(音声・多読)で接触回数を増やす
⇒ 覚えられない単語ほど、単純反復ではなく「工夫」が必要です。
コツ3 同じ時間帯・同じ場所で習慣化する
Ankiの継続は、時間の長さよりも「いつ・どこでやるか」を決めてしまうのが近道です。
電車に乗ったら開く、朝コーヒーを飲みながら開く、など生活の中にトリガーを仕込むと継続率が一気に上がります。
⇒ 「意志の力」ではなく「環境」で続ける、が長続きのコツです。
コツ4 進捗を可視化してモチベを保つ
Ankiには統計機能があり、学習日数やカードの成熟度をグラフで確認できます。
「今週は何分学習した」「何枚が長期記憶に入った」といった数字が見えると、やめるのがもったいなく感じるようになります。
週1回でいいので、統計画面を眺める習慣をつけてみてください。
⇒ 数字で頑張りが見えると、モチベはあとから勝手についてきます。
コツ5 英会話・多読とセットで使う
Ankiだけで単語を覚えようとすると、どうしても単調になりがちです。
AI英会話や多読と組み合わせて、Ankiで覚えた単語を実際に使う・出会う機会を増やすと、定着率は一気に上がります。
「昨日Ankiで覚えた単語が、ChatGPT英会話で出てきた」という体験が積み重なると、学習そのものが楽しくなってきます。
⇒ 単語学習は単独ではなく、アウトプットとセットで回すのが最強です。
📎 関連記事:ChatGPT(AI)で英単語を効率よく覚える8つの方法
ここまでで、Ankiの運用面のコツは一通りおさえました。次はAIを使ってAnkiカードそのものを効率化する方法に進みます。

AI(ChatGPT・Claude)でAnkiカードを効率的に作る方法
Ankiを使うハードルとしてよくあるのが、「カードを作るのが面倒」という声です。
ここで役立つのが、生成AI(ChatGPT・Claude・Gemini)です。
ChatGPTに例文付きカードを一気に作ってもらう
ChatGPTに、単語リストと作りたいカードの形式を伝えるだけで、例文と日本語訳付きのAnki用データを作ってくれます。
たとえば次のようなプロンプトが使えます。
以下の英単語について、Anki用のタブ区切りデータを作ってください。
列1: 英単語
列2: 品詞と意味
列3: TOEIC風の短い例文(英語)
列4: 例文の日本語訳
単語リスト: allocate, comply, implement, streamline, outsource
出力結果をそのままテキストファイルに保存すれば、Ankiの「ファイルをインポート」機能からまとめて取り込めます。
⇒ プロンプト1つで、数十枚のカードが一気に完成します。
Claudeでレベル別デッキを生成する
Claudeは長文処理に強く、「英検2級レベル」「TOEIC700点レベル」といった難易度指定にも柔軟に対応してくれます。
自分のレベルに合わせたデッキを自動生成できるので、市販の単語帳に頼らず自分用のデッキを作れます。
⇒ 生成AIを使えば、自分だけのオーダーメイド単語帳が簡単に作れる時代になりました。
📎 関連記事:Ankiデッキ作成が10分で完了!Claude Cowork自動化術
共有デッキを組み合わせて最短ルートを作る
ゼロから作るのが面倒なら、既存の共有デッキ+AI生成デッキを組み合わせるのが最速ルートです。
共有デッキで土台を作り、自分が苦手な単語だけAIに例文を作り直してもらうと、自分専用デッキが短時間で完成します。
⇒ ゼロから作らず「合成する」発想が、英単語学習の効率を何倍にも引き上げます。
「ChatGPTで作った例文は自分の仕事や趣味に合わせてカスタマイズしやすいので、記憶の定着が紙の単語帳より明らかに速かったです」
AIとAnkiの組み合わせが見えてきたら、次は初心者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でチェックしておきましょう。
Anki英語学習のよくある質問Q&A
ここでは、Ankiを始めた人からよく聞かれる質問をまとめて答えていきます。
(読み飛ばしOK)すでにAnkiに慣れている人は、次のまとめだけ読んでもらえれば大丈夫です。
Q1 Ankiは1日どれくらい学習すればいい?
目安は1日15〜30分です。
社会人の場合、通勤時間や休憩時間に10〜15分ずつ分割するやり方でも十分効果があります。
⇒ 長時間よりも「毎日触る」ほうが定着します。
Q2 Ankiと紙の単語帳、どちらがいい?
「初見の単語との出会い」は紙の単語帳、「定着」はAnki、という使い分けがおすすめです。
紙の単語帳で全体像をつかみ、自分が覚えきれなかった単語だけをAnkiに入れると効率が良くなります。
⇒ 紙とデジタルは対立ではなく、役割分担と考えるとうまくハマります。
Q3 Ankiは英検やTOEICに本当に効く?
使い方次第ですが、効きます。
特に英検準1級以上やTOEIC700点以上を目指す層では、Ankiを併用することで長期記憶に残る単語数が大きく変わります。
⇒ 試験対策でも、Ankiは十分に戦力になります。
📎 関連記事:社会人が英検準1級をAIで攻略する5つの勉強法
Q4 Ankiに向いていない人はいる?
正直に言うと、次のタイプにはあまり向きません。
- 毎日アプリを開く習慣を作るのがどうしても難しい人
- 単語単体ではなく、英会話や発音中心に学びたい人
- 初期設定にまったく時間を割けない人
その場合は、AI英会話アプリなど別のアプローチから入ってみるのも一つの選択です。
⇒ 自分の生活スタイルと相性の良い学習法を選ぶのが一番です。
📎 関連記事:英会話AIアプリおすすめ7選|実際に使って比較した本音レビュー
最後に、ここまでの内容を簡単にまとめておきます。
まとめ Ankiは英単語学習の最強パートナー
Ankiは、最初の設定さえ乗り越えれば、英単語学習を一生支えてくれる強力なツールです。
この記事のポイントをもう一度振り返ると、次のようになります。
- Ankiは間隔反復学習(SRS)を使った科学的な単語暗記ツール
- 使い方は「アカウント作成→インストール→デッキ作成→カード追加→学習→ボタン使い分け→カード数調整」の7ステップ
- iPhoneは有料のAnkiMobile、AndroidとPCは無料で使える
- 復習は「復習優先・新規は余力で」のルールが挫折防止に効く
- ChatGPTやClaudeでカードを自動生成すると、作成の手間が激減する
まずは今日、AnkiWebアカウントの作成とPC版のインストールだけでも終わらせてしまうのがおすすめです。
仕組みを作ってしまえば、あとは毎日アプリを開くだけで、英単語はあなたの脳にどんどん積み上がっていきます。
なお、Ankiの最新バージョンや料金、App Storeでの価格などは変わることがあるので、最新情報はAnki公式サイトもあわせてご確認ください。
