「mikanとAnki、どっちを使えばいいの?」と悩んでいませんか?
英単語アプリを選ぶとき、この2つは必ずと言っていいほど候補に上がります。
どちらも人気が高く、実際に使っている人の口コミも多い。
でも、学習スタイルや目的によって、向いているアプリは全く異なります。
私は英語学習アプリをいくつも使ってきた中で、mikanとAnkiの両方を実際に試しました。
その経験から言えるのは、「どちらが優れているか」ではなく「自分に合っているか」が大事だということです。
この記事では、mikanとAnkiの特徴・料金・使い方の違いを徹底比較し、あなたに合う一方を選ぶための判断基準をわかりやすく解説します。
📋 この記事でわかること
- mikanとAnkiそれぞれの特徴と学習の仕組みの違い
- 料金・使いやすさ・カスタマイズ性など5項目の比較
- あなたにはどちらが向いているか判断する基準
- mikanとAnkiを上手に組み合わせる活用法

mikanとAnkiの基本情報をおさらい
比較をする前に、まずは2つのアプリの基本情報を整理しておきましょう。
mikanとは?
mikanは2015年にリリースされた日本発の英語学習アプリで、累計ダウンロード数は900万を超える人気アプリです。
最大の特徴は、4択問題を高速で繰り返すテンポの良い学習スタイルです。
1問あたり2〜5秒の制限時間を設けて、英単語の意味を直感的に判断するトレーニングを積み重ねます。
英検・TOEIC・大学受験など200冊以上の教材があらかじめ用意されており、自分で単語を登録する手間がかかりません。
App Storeの評価は4.7、Google Playは4.5と、どちらも非常に高い評価を受けています。
Ankiとは?
Ankiは2006年に開発されたフラッシュカードアプリで、世界中の語学学習者・医学生・受験生に愛用されているツールです。
最大の特徴は「SRS(間隔反復システム)」。忘却曲線に基づいて、忘れかけたタイミングで単語を出題してくれる仕組みです。
覚えた単語は出題頻度が下がり、苦手な単語は繰り返し出てくるため、最小限の労力で最大限の記憶定着が期待できます。
PC版(Windows/Mac)とAnkiDroid(Android)は無料で利用可能。iPhone版のAnkiMobileは買い切りで約3,500円です。
「私はどちらも使いましたが、最初はmikanから入って、英語力が上がってきてからAnkiに移行しました。初心者のうちはAnkiの設定の多さに圧倒されてしまうんですよね。」
⇒ 両アプリとも優秀ですが、設計思想が全く異なります。
どちらが合うかは、あなたの英語レベルと学習スタイルによって変わります。
では次に、それぞれのアプリをより詳しく見ていきましょう。
mikanの特徴と向いている人
高速4択でゲーム感覚の学習
mikanの学習は非常にシンプルです。英単語が画面に表示され、4つの日本語から正解の意味を選ぶだけ。
これを制限時間内に繰り返します。
1日20分の学習で最大400単語をこなせると言われており、スキマ時間をフル活用できる手軽さが大きな強みです。
通勤・通学中のわずかな時間でも、サクサク単語をこなせます。
豊富なプリセット教材
mikanには英検・TOEIC・大学受験向けなど、200冊以上の教材があらかじめ収録されています。
「速読英単語」「英単語ターゲットシリーズ」「出る順パス単シリーズ」など、おなじみの参考書がアプリ内で学べます。
自分でカードを作る必要がないため、すぐに勉強を始められる点は特に英語初心者にとって大きなメリットです。
料金プランの詳細
mikanの料金プランは3段階です。
| プラン | 月額換算 | 年額 | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 0円 | 基本的な単語学習、一部教材 |
| Lite | 約600円 | 7,200円 | リスニング出題、単語ブックマーク |
| Premium | 約1,000円 | 12,000円 | 全332冊教材、電子書籍、学習計画機能 |
※料金は2024年10月時点の情報です。最新情報は公式アプリでご確認ください。
「まずは無料版で試してみて、自分のペースに合うか確認してから有料プランを検討するのがおすすめです。無料でも十分に使えますよ。」
⇒ mikanはすぐに学習を始めたい人・スキマ時間を活用したい人・試験対策の教材をすでに決めている人に特に向いています。
次は、Ankiの詳しい特徴を見ていきましょう。
📎 関連記事:英検2級合格を目指す方必見!AnkiWeb共有デッキ3選と効率的な単語学習法

Ankiの特徴と向いている人
SRS(間隔反復システム)の威力
Ankiの核心はSRS(Spaced Repetition System)という仕組みです。
単語カードを見たあと、「完全に覚えた」「なんとなく覚えた」「曖昧」「全く覚えていない」のように自己評価します。
Ankiはその評価をもとに、次に出題するタイミングを自動で調整します。
完全に覚えた単語は数週間後まで出てこなくなり、苦手な単語は翌日また出題されます。
これにより、忘却のタイミングに合わせた効率的な復習が実現します。
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自分だけのカードを作れる自由度
Ankiのもう一つの強みは、カードのカスタマイズ性の高さです。
表面に英単語、裏面に意味・例文・発音記号・画像を組み合わせたカードを自由に作れます。
また、世界中のユーザーが作成した「共有デッキ」を無料でダウンロードして使うことも可能です。
さらに、PCでカードを作ってスマホで復習するといったマルチデバイス連携ができるのもAnkiの特徴の一つです。
👇おすすめの共有デッキについてもまとめてるので参考にしてください。
【目的別7選】Ankiおすすめ英語共有デッキ|英検・TOEIC・英会話まで完全対応
料金の仕組み
Ankiの料金体系はmikanと大きく異なります。
| プラットフォーム | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| PC版(Windows/Mac) | 無料 | フル機能利用可 |
| AnkiDroid(Android) | 無料 | コミュニティ開発 |
| AnkiMobile(iPhone) | 約3,500円(買い切り) | 一度払えば永続利用 |
| AnkiWeb(クラウド同期) | 無料 | PC〜スマホの同期に使用 |
iPhone版のみ有料ですが、一度購入すれば月額費用は一切かかりません。長期的に使い続けるなら、年額1万円以上かかるmikanのPremiumよりコスパが良くなります。
「Ankiは最初の設定が少し面倒ですが、一度慣れてしまえば本当に強力なツールです。私は英語学習が本格化してからAnkiを使い始めましたが、もっと早く使えばよかったと思っています。」
⇒ Ankiは長期的に英語を伸ばしたい人・自分のペースで学習を管理したい人・カードの内容にこだわりたい人に向いています。
では、2つのアプリを同じ基準で比べてみましょう。
mikanとAnkiを5項目で徹底比較
ここからは「使いやすさ」「料金」「カスタマイズ性」「学習効果」「対応デバイス」の5つの観点で比較します。
①使いやすさ
mikanはアプリを開いたらすぐに学習を始められます。
インターフェースが直感的で、スマホ操作に慣れた人なら説明不要で使えるレベルです。
一方、Ankiはデッキの作成・カードの設定・SRSのパラメータ調整など、最初に覚えることが多い。
使い始めのハードルはmikanの方が圧倒的に低いと言えます。
ただし、慣れてしまえばAnkiの操作も難しくはありません。最初の数日間だけ頑張れば、あとは快適に使えるようになります。
②料金比較
短期的なコストで見れば、iPhoneユーザーはAnki(約3,500円の買い切り)よりmikanの無料プランの方が安く始められます。
ただし、mikanのPremiumプランを年間12,000円で使い続けた場合、3年間で36,000円。
Ankiは最初の3,500円のみです。長期的なコスパはAnkiが優れています。
Androidユーザーであれば、AnkiはPC版・スマホ版ともに無料なので、比較になりません。
③カスタマイズ性
mikanはプリセット教材が充実していますが、自分でオリジナル単語帳を作る機能は限定的です。
Ankiは自分でカードのデザインや内容を自由に設定できます。
例文・発音音声・画像・メモを組み合わせたリッチなカードを作れるため、カスタマイズ性では圧倒的にAnkiが上です。
④学習効果
mikanは「たくさん見て慣れる」スタイル。短期間で多くの単語に触れられるため、語彙の広がりは早い傾向があります。
Ankiは「忘れにくい記憶を作る」スタイル。
科学的な根拠に基づいた間隔反復で、一度覚えた単語を長期記憶に定着させます。
試験直前の詰め込みにはmikan、長期的な語彙力向上にはAnkiが向いています。
⑤対応デバイス
mikanはiOS・Androidのスマホ専用アプリです。
AnkiはPC(Windows/Mac/Linux)・iOS・Androidすべてに対応し、AnkiWebで同期できます。
デスクトップで単語カードを作ってスマホで復習するといった使い方が可能です。
「私はエンジニアに転職してからAnkiをメインで使うようになりました。PCで専門用語のカードを作って、通勤中にスマホで復習する使い方が最高です。」
⇒ 5つの比較をまとめると、mikanは手軽さと豊富な教材が強み、Ankiは長期コスパとカスタマイズ性が強みと言えます。
あなたの状況に合わせて、どちらを選ぶかを判断しましょう。

こんな人にはmikanがおすすめ【3タイプ】
以下の3つに当てはまるなら、mikanから始めるのがベストです。
① 英語学習を始めたばかりの初心者
英語の単語が1,000語も覚えていない段階では、まずは「量をこなす」ことが大切です。mikanのサクサク感は、英語学習の習慣を作るのに最適です。
アプリを開けば即学習できる手軽さが、「続ける」という最大のハードルを下げてくれます。
② 英検・TOEIC・大学受験が近い人
試験まで時間がない場合、mikanのプリセット教材は非常に有効です。
「出る順パス単」「ターゲット」などの有名参考書がアプリ内で完結するため、短期集中で試験対策をするならmikanが最適です。
③ スキマ時間しか勉強できない忙しい社会人
電車の中・昼休み・就寝前のわずかな時間に、サクサクと単語をこなせるmikanは忙しい社会人にぴったりです。
設定や準備が不要で、アプリを開いたらすぐ始められます。
では次に、Ankiが向いているタイプも確認しておきましょう。
こんな人にはAnkiがおすすめ【3タイプ】
① 自分だけの単語帳を作りたい人
英語学習を進める中で
「この単語、何度出てきても覚えられない」
という経験はありませんか?
そういった自分の弱点単語だけを集めたカードを作れるのがAnkiの真骨頂です。
例文・画像・音声をセットにしたカードを作れば、記憶への定着が格段に上がります。
② 長期的に英語力を底上げしたい人
TOEIC 800点以上・英語で仕事をするレベルを目指す人には、Ankiのような長期記憶特化型ツールが不可欠です。
SRSで積み上げた語彙力は、試験が終わっても消えない本物の力になります。
忘却曲線に沿った復習サイクルにより、一度覚えた単語を何年も記憶に保持できます。
③ コストを抑えて長く使いたい人
特にAndroidユーザーやPCを使う人にとって、Ankiは完全無料で最高の学習ツールです。
iPhoneユーザーも約3,500円の買い切りで長期使用できるため、年間サブスクより割安です。
「工場勤務時代、英語の勉強にかけられるお金が限られていました。そのときAnkiの無料版(Android)を使い倒して基礎語彙を固めたのは、今思うと最高の選択でした。」
⇒ 「試験対策&初心者はmikan」「長期的な語彙力強化はAnki」という大まかな方向性でまず選んでみましょう。
実は、2つを組み合わせることで最大の効果が得られます。次のセクションで解説します。
mikanとAnkiを併用する最強の使い方
「どちらか一方しか使えない」とは思わないでください。
実は、mikanとAnkiを組み合わせることで、単語学習の効果を最大化できます。
Step1:mikanで新しい単語を高速インプット
mikanの強みは「大量の単語に素早く触れること」です。まずmikanで単語を流して、「なんとなく見たことある」という状態を作ります。
この段階では完璧に覚えなくてOK。初めて見る単語への「慣れ」を作ることが目的です。
Step2:どうしても覚えられない単語をAnkiに登録
mikanで何度やっても覚えられない単語が出てきます。そういう単語こそAnkiに登録する価値があります。
Ankiに移した単語は、例文・語源・使用シーンなどの情報を加えた「オリジナルカード」を作成。SRSで最適なタイミングに復習することで、長期記憶に定着させます。
Step3:Ankiで毎日の復習ルーティンを作る
Ankiの1日の復習枚数は最初少なく、徐々に増えていきます。毎朝5〜10分Ankiで復習してから、残りのスキマ時間でmikanを使うというルーティンが無理なく続きます。
「朝のAnki復習(10分)→通勤中にmikan(20分)という組み合わせが私のルーティンです。mikanで量、Ankiで質を担保するイメージです。」
⇒ mikanで「広く」、Ankiで「深く」覚える。この組み合わせが英単語学習の最強パターンです。

まとめ:mikanとAnki、あなたに合うのはどちら?
mikanとAnkiの比較を振り返りましょう。
mikanが向いている人:英語学習を始めたばかりの初心者・試験対策を短期集中でしたい人・スキマ時間を活用したい忙しい社会人
Ankiが向いている人:長期的に本格的な語彙力を付けたい人・カスタマイズした自分だけの単語帳を作りたい人・コストを抑えて長く使いたい人
迷ったら、まずmikanで英語学習の習慣を作り、慣れてきたらAnkiを導入するステップアップ方式がおすすめです。
どんなに優れたアプリも、継続しなければ効果はゼロ。あなたが続けやすい方を選ぶことが、最終的に一番大切です。
📎 関連記事:Anki英単語の使い方7ステップ|iPhone/PC初期設定から復習まで
よくある質問(FAQ)
Q. mikanとAnkiを同時に使っても大丈夫ですか?
A. はい、むしろ推奨します。mikanで新単語をインプットし、覚えにくいものをAnkiで管理する使い方が最も効果的です。ただし、両方を始めたばかりは学習量が増えすぎないよう注意してください。まずどちらか一方に慣れてから、もう一方を追加するのが理想的です。
Q. mikanは無料でどこまで使えますか?
A. mikanの無料プランでも基本的な単語学習は可能です。ただし、使える教材が限られ、リスニング出題や全教材へのアクセスには有料プランが必要です。まず無料版を試して、物足りなくなったら有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
Q. AnkiはiPhoneで無料で使えますか?
A. iPhoneのAnkiMobileは約3,500円(買い切り)の有料アプリです。無料で試したい場合は、まずPC版(完全無料)でAnkiを試してみることをおすすめします。AndroidユーザーであればAnkiDroidが無料で使えます。
Q. TOEIC対策にはmikanとAnkiどちらが向いていますか?
A. 試験まで時間がある場合はAnki、直前対策はmikanがおすすめです。mikanにはTOEIC専用の単語帳が収録されており、短期集中で頻出単語をこなすのに向いています。一方、Ankiでコツコツ積み上げた語彙力は本番で安定した力を発揮します。
👇Toeic向けのAnki共有デッキについてもまとめてるので参考にしてください。
AnkiWebのTOEICおすすめ共有デッキ5選|初心者でも今日からスコアアップできる完全ガイド
Q. 英語初心者にはmikanとAnkiどちらが先がいいですか?
A. 英語初心者にはmikanから始めることをおすすめします。Ankiは初期設定や使い方の習得に時間がかかり、英語学習そのものへの集中が妨げられる可能性があります。mikanで1,000〜2,000語程度の基礎語彙を固めてから、Ankiに移行するのがスムーズです。
