「ChatGPTでAnkiデッキが自動で作れる」と聞いたら、どう思いますか?
実は、単語リストを1枚1枚手作りするという地道な作業を、ChatGPTがたった数分で代わりにやってくれます。
わたしも最初は半信半疑でしたが、試してみたら本当に10分でAnkiデッキが完成しました。
この記事では、ChatGPTを使ってAnkiデッキを作る5ステップを初心者でもできるようにやさしく解説します。
📋 この記事でわかること
- ChatGPTでAnkiデッキを作る5つのステップ(手順どおりに進めるだけ)
- コピペで使える目的別プロンプト集(英単語・英会話・TOEIC・英検)
- よくある失敗3パターンとその解決策
- 作業効率をさらに上げる応用テクニック3選
ChatGPTでAnkiデッキを作るとどう変わる?
手作業でAnkiカードを1枚1枚作るのは、正直しんどい作業です。
単語の意味を調べて、例文を考えて、発音を確認して……。100枚のカードを作るだけでも数時間かかることがあります。
ところが、ChatGPTを使うと、この作業が劇的に短縮できます。
たとえば「TOEIC頻出の動詞50個をAnki用のタブ区切りCSVで出力して」と一言頼むだけで、数十秒後には完成リストが出てきます。
「実際にやってみたら、手作業で2時間かかっていた単語カード作りが10分に短縮されました。この差は本当に大きいです」
ChatGPTとAnkiを組み合わせる主なメリットをまとめると、次のとおりです。
- カード作成時間が大幅に短縮(手作業比90%削減も可能)
- 意味・例文・発音記号をまとめて生成できる
- 自分の苦手単語だけを抽出してカード化できる
- 読んでいた英文の知らない単語をすぐカードにできる
⇒ ChatGPTを活用すれば、「単語を覚えるための準備」ではなく「単語を覚えること」に集中できます。
では、具体的な準備から始めていきましょう。
準備するもの(2つだけ)
① ChatGPT(無料版でOK)
ChatGPTの無料アカウントがあれば、この記事で解説する手順はすべて実行できます。
有料版(ChatGPT Plus)であればより高精度な回答が期待できますが、無料版でも問題なく使えます。
📎 ChatGPTの登録は chatgpt.com から無料でできます。
② Ankiアプリ(PC版)
Ankiは、スマートフォン(iPhone・Android)とPC(Windows・Mac)の両方で使えますが、chatgptで生成したデータの取り込みはPC版のアプリを使わないとできません
- PC版:apps.ankiweb.net から無料でダウンロード
- iPhone版:App Storeで「Anki」を検索(有料:3,000円前後)
- Android版:「AnkiDroid」で無料
「iPhoneのAnkiは少し高めですが、一度買えばずっと使えます。わたしは毎日使っているので、コスパは最高だと思っています」
📎 関連記事:Anki英単語の使い方7ステップ|iPhone/PC初期設定から復習まで
⇒ この2つを準備したら、あとは手順どおりに進めるだけです。
【5ステップ】ChatGPTでAnkiデッキを作る方法

ステップ1:ChatGPTに単語リストを作ってもらう
まずはChatGPTに、自分が覚えたい単語・フレーズのリストを作ってもらいます。
テーマを指定するだけで、ChatGPTが適切な単語を選んでくれます。
プロンプト例はこちらです。
TOEICによく出る英単語とその日本語訳と英語例文を30個教えてください。
ここでのポイントは、「何用の単語を何個出してほしいか」を明確に伝えることです。
Ankiのカードは「表面・裏面」の2つで構成されますが、例文や発音記号も同時に出力してもらうと後で活用しやすくなります。
「最初は英単語と意味だけで試してみてください。慣れてきたら例文や品詞も追加すると、より記憶に残りやすいカードになります」
ステップ2:タブ区切りで出力を依頼する
単語リストが出てきたら、続けてタブ区切り形式に変換してもらいます。
先ほどの単語リストをAnki用に(タブ区切り)で出力してください。
1列目は英単語(表面)、
2列目は日本語訳と例文(裏面)です。
日本語訳と例文の間には改行を入れてください。
ヘッダー行は不要です。
コードブロックで出力してください。
ChatGPTはコードブロックの中にタブ区切りテキストを出力してくれます。
このテキストをコピーして、テキストファイルに貼り付けます。
| 列 | 内容の例 |
|---|---|
| 1列目(表面) | 英単語・フレーズ |
| 2列目(裏面) | 日本語の意味と例文 |
ステップ3:ファイルをUTF-8で保存する
ChatGPTが出力したテキストをコピーして、テキストエディタに貼り付けます。
(Windowsならメモ帳、Macならテキストエディット)
このとき、必ずUTF-8形式で保存することが重要です。
文字コードを間違えると、日本語が文字化けしてAnkiで読めなくなってしまいます。
Windowsのメモ帳での保存方法:
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選ぶ
- ファイル名を「anki_cards.txt」などにする
- 文字コードの選択欄で「UTF-8」を選ぶ
- 「保存」ボタンを押す
「ここで文字コードをミスすると後で泣きを見ます。必ずUTF-8で保存してください。わたしも最初に失敗して、全部やり直しました(笑)」
ステップ4:Ankiにテキストデータをインポートする
保存したファイルをAnkiに取り込みます。PC版Ankiでの手順は次のとおりです。
- Ankiを起動して「ファイル」→「インポート」を選択
- 先ほど保存した.txtファイルを選択
- 「フィールドの区切り文字」を「タブ」に設定
- 「最初の行はフィールド名」のチェックを外す
- ノートタイプは「基本」を選択
- 「インポート先のデッキ」を設定(新規デッキを作成するか、既存のデッキを選択)
- 「インポート」ボタンをクリック
インポートが成功すると、「〇枚のカードがインポートされました」と表示されます。
📎 関連記事:PC版Ankiの使い方完全ガイド【Windows/Mac対応】
ステップ5:デッキを確認して学習スタート
インポートが完了したら、デッキをクリックして中身を確認しましょう。
「今日の学習」から「スタート」を押すと、作成したカードで即座に学習を始められます。
「初めてインポートに成功したときは本当に感動しました。自分でテーマを選んで作ったカードなので、愛着が湧いて学習が続きやすいんです」
⇒ 以上の5ステップで、ChatGPTとAnkiを使った英語暗記の仕組みが完成します。
次は、目的別にすぐ使えるプロンプト集を紹介します。
ステップ1の内容を変更することで好きな単語帳をいくらでも生成することが出来ます。
目的別!コピペで使えるプロンプト集
ここでは、英語学習の目的に合わせてすぐ使えるプロンプトをまとめました。
コピペして、単語数やジャンルを変えるだけで使えます。上で説明したステップ1の部分のみなので、ステップ2以降は先ほど説明したプロンプトを使用してください。
英単語カード(基本パターン)
英語学習の初心者〜中級者向けの、日常会話でよく使われる英単語を30個リストアップしてください。英単語・日本語の意味・英語例文を出力してください。
英会話フレーズカード
ビジネスシーンでよく使う英会話フレーズを20個出力してください。英語フレーズ、日本語訳と使い方の補足(10文字以内)を入れてください。
TOEIC対策カード(Part 5頻出文法)
TOEIC Part 5によく出る文法問題を出力してください。問題文(選択肢なし)、正解と解説(30文字以内)を入れてください。
英検対策カード
英検2級の一次試験に頻出の英単語を40個、出力してください。英単語、日本語の意味、例文(英語)を入れてください。
「自分のアレンジ次第でどんな単語帳でも作れるので、おためししてみてください。英語学習だけじゃなくて他の資格勉強にも応用可能です!」
⇒ プロンプトをカスタマイズするだけで、どんなジャンルのAnkiデッキでも作れます。
次は、よくある失敗パターンとその対処法を見ていきましょう。
よくある失敗3パターンと解決策

失敗1:インポートしたら日本語が文字化けした
原因:ファイルの文字コードがUTF-8になっていない
解決策:ファイルをUTF-8で保存し直してインポートする
特にWindowsで「メモ帳」を使い、ExcelでCSVを開いた場合に起きやすい問題です。
必ずテキストエディタでUTF-8として保存してからAnkiにインポートしてください。
失敗2:インポートはできたが、表面と裏面が逆になっている
原因:CSVの列順とAnkiのフィールドの順序が一致していない
解決策:インポート画面で「フィールドの対応付け」を確認し、正しい列に割り当てる
Ankiのインポート画面では、CSVの各列がどのフィールドに対応するかを手動で設定できます。
1列目→「表面」、2列目→「裏面」になっているか確認しましょう。
失敗3:ChatGPTが途中で出力を止めてしまった
原因:一度に要求する単語数が多すぎる
解決策:一度に30〜50個に絞って依頼する
「100個まとめて出力して」と頼むと、途中で止まることがあります。
「続きを出力してください」と追加で指示するか、最初から30〜50個に分けて依頼するのがおすすめです。
「ChatGPTが途中で止まっても慌てないでください。”続きをお願いします” と送るだけで再開してくれます。焦らず対応しましょう」
⇒ よくある3つの失敗を知っておけば、つまずかずにスムーズに進められます。
最後に、さらに効率を上げる応用テクニックを紹介します。
さらに効率UP!ChatGPT×Anki応用テクニック3選

テクニック1:読んでいた英文の単語を即カード化する
英語の記事や書籍を読んでいて知らない単語が出てきたとき、その単語をそのままChatGPTに渡してカード化できます。
以下の英単語をAnkiカード用にタブ区切りで出力してください。英単語・日本語訳でお願いします。ヘッダー行なし。(単語リストをここに貼り付ける)
これで、自分が実際に出会った単語だけを集めたパーソナルなAnkiデッキが作れます。
「辞書を引く→単語帳に書く」という二度手間も省けます。
テクニック2:既存の英語テキストをカード化する
教科書や参考書のある範囲を丸ごとカード化することもできます。
テキストの一部をChatGPTに貼り付けて、「この文章から重要な英単語をAnkiカード用に抽出して」と依頼するだけです。
参考書のスクショを取ってChatGPTに貼り付けるだけでも作成できます。
英検や資格試験の問題集など、特定の素材を集中的に暗記したいときに特に効果的です。
既存自分で作るのが面倒くさい方は共有デッキをインポートするのもおすすめです。
👇おすすめ共有デッキについてもまとめてるので参考にしてください!
📎 関連記事:Ankiおすすめ英語共有デッキ7選|英検・TOEIC・英会話対応
テクニック3:既存のAnkiカードをChatGPTで改善する
すでにAnkiデッキを持っている場合、カードの内容をChatGPTに見せて改善提案をもらうことができます。
このAnkiカードの内容をより記憶に残りやすい形に改善してください。(カードの内容を貼り付ける)
例文をより自然にしてもらったり、覚え方のヒントを追加してもらったりできます。
⇒ ChatGPTはカード作成だけでなく、既存デッキの質を上げる相棒にもなります。
「わたしは毎週月曜日に「先週出会った知らない英単語」をまとめてChatGPTに渡してカード化しています。これが一番続けやすい使い方でした」
Ankiのおすすめ設定についてまとめた
まとめ:ChatGPT×Ankiで英語暗記を自動化しよう
この記事では、ChatGPTを使ってAnkiデッキを作る方法を5ステップで解説しました。
- ステップ1:ChatGPTに単語リストを作ってもらう
- ステップ2:タブ区切り形式で出力を依頼する
- ステップ3:ファイルをUTF-8で保存する
- ステップ4:AnkiにCSVをインポートする
- ステップ5:デッキを確認して学習スタート
ChatGPTとAnkiを組み合わせることで、英語暗記の効率は劇的に上がります。
今まで数時間かかっていたカード作りが、今日から10分で完成します。
まずはプロンプト1つで試してみてください。きっと「もっと早く知りたかった!」と思うはずです。
📎 関連記事:【初心者向け】生成AIで英語学習する方法5選|ChatGPT・Gemini・Claude全体像まとめ
よくある質問(FAQ)
ChatGPTの無料版でもAnkiデッキは作れますか?
はい、無料版でも問題なく使えます。ただし、一度に処理できる量が有料版より少ない場合があります。一度に30〜50個程度を目安に依頼すると、無料版でもスムーズに使えます。
スマートフォンだけでAnkiデッキは作れますか?
ChatGPTアプリとAnki(またはAnkiDroid)の両方がスマートフォンに対応していますが、テキストデータのの保存・インポート操作はPCじゃないとできないです。
インポートしたカードを後から編集できますか?
はい、Ankiのカードブラウザから個別のカードを編集できます。また、CSVを再度インポートすることでまとめて更新することも可能です。
ChatGPTが作ったカードの内容は信頼できますか?
基本的には高精度ですが、100%正確ではないことを前提に使ってください。特にニュアンスや例文は、自分でも一度確認する習慣をつけると安心です。最新の料金・仕様など変わりやすい情報は、公式サイトでご確認ください。
どのくらいのペースでAnkiを使えばいいですか?
毎日10〜30分が理想です。Ankiの間隔反復機能が最大限に機能するのは、毎日継続したときです。ChatGPTでカード作成のハードルが下がった分、まずは「毎日Ankiを開く習慣」から始めてみましょう。

