「YouTubeやNetflixを英語字幕と日本語字幕の2つで見たい」
「英語のサイトを読むとき、いちいち辞書を開くのが面倒…」
そんな悩みは、Chromeの拡張機能(ブラウザに後から追加できる便利機能)で解決できます。
入れておくだけで、動画・Webページ・英文メールなど、ふだんパソコンで見ているものがそのまま英語の教材になります。
ただ、英語学習向けの拡張機能はたくさんあって、どれを入れればいいか迷いますよね。
結論からいうと、目的ごとに1つずつ選べば十分です。
この記事では、英語学習に役立つChrome拡張機能を「動画の字幕2つ」「ポップアップ辞書」「翻訳・英文チェック」の目的別に7つ厳選し、無料でどこまで使えるかも含めて比較します。
📋 この記事でわかること
- 英語学習に使えるChrome拡張機能7つの比較(早見表)
- YouTube・Netflixで字幕を2つ出せる拡張機能の違い
- 英文の意味をマウスを乗せるだけで表示する辞書拡張機能
- 翻訳・英文チェックに使える拡張機能と無料版でできること
- 拡張機能を英語学習に活かすコツと、安全に使うための注意点

結論:英語学習に使えるChrome拡張機能おすすめ7選【早見表】
まずは、この記事で紹介する7つの拡張機能を一覧で確認しましょう。
| 拡張機能 | できること | 無料で使える? | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Language Reactor | YouTube・Netflixで字幕2つ+辞書 | ◯(一部機能は有料) | 動画で英語を学びたい人 |
| Trancy | 動画の字幕2つ+AI解説 | ◯(無料は回数制限あり) | Netflix・YouTube以外の動画も見る人 |
| Immersive Translate | Webページの対訳表示・動画字幕 | ◯(一部機能は有料) | 英語の記事やPDFを読む人 |
| Weblioポップアップ英和辞典 | マウスを乗せると英和辞典を表示 | ◯ | 手軽に単語の意味を知りたい人 |
| Mouse Dictionary | 高速なポップアップ辞書 | ◯(英辞郎データは有料) | 英文をたくさん読む人 |
| DeepL翻訳 | 選んだ文を翻訳・書いた文を翻訳 | ◯(ページ全体翻訳は有料) | 長い英文を正確に理解したい人 |
| Grammarly | 英文の文法・スペルを自動チェック | ◯(書き換え提案などは有料) | 英語でメールや文章を書く人 |
※料金や無料版の範囲は2026年11月時点の公式情報をもとにしています。変わることがあるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。
迷ったら、動画用に1つ・辞書用に1つ・書く用に1つの3つから始めるのがおすすめです。
たとえば「Language Reactor+Weblioポップアップ英和辞典+Grammarly」の組み合わせなら、すべて無料で始められます。
「拡張機能は入れれば入れるほど良いわけではありません。まずは目的に合うものを1つ入れて、毎日使ってみるのがいちばんです。」
では、目的別にくわしく見ていきましょう。
動画で英語を学ぶ|字幕を2つ出せるChrome拡張機能
YouTubeやNetflixは、そのままだと字幕を1つしか表示できません。
拡張機能を入れると、英語字幕と日本語字幕を同時に表示でき、わからない単語もその場で調べられます。
① Language Reactor|YouTube・Netflixの定番
Language Reactor(ランゲージリアクター)は、YouTubeとNetflixで英語学習をするなら、まず候補に入る定番の拡張機能です。
以前は「Language Learning with Netflix」という名前で提供されていました。
- 英語字幕と日本語字幕を同時に表示できる
- 字幕の単語をクリックすると、その場で意味がわかる
- 1文ずつ止めたり、くり返し再生したりできる
- 気になった単語やフレーズを保存できる
基本機能は無料で使えます。
有料のPro版にすると、日本語字幕がない動画で機械翻訳の字幕を出せるなど、使える機能が増えます。
「実際にYouTubeで使ってみると、画面上の字幕の単語をクリックするだけで意味を調べられるのが便利でした。「あとで調べよう」と思ってそのまま忘れたり、わからないまま流したりすることがなくなる気がします。」
📎 関連記事:Language Reactorの使い方|YouTube・Netflixで英語学習する方法とスマホでの使い方
② Trancy|Netflix・YouTube以外の動画にも対応
Trancy(トランシー)は、YouTubeやNetflixに加えて、Disney+やTED、Courseraなどの動画でも字幕を2つ表示できる拡張機能です。
AIによる文法の解説や、単語の保存など、学習向けの機能もそろっています。
- 対応している動画サイトが多い
- 字幕の文をAIが解説してくれる
- 公式情報では、無料プランは1日40本までの動画で使える
- 有料のPremiumは月3.49ドルから(プランによって異なる)
NetflixとYouTubeしか見ないならLanguage Reactor、いろいろな動画サイトで学びたいならTrancyと考えるとわかりやすいです。
③ Immersive Translate|Webページも動画もまとめて対訳表示
Immersive Translate(イマーシブトランスレート)は、Webページを英語と日本語の対訳で表示できる翻訳拡張機能です。
動画の字幕を2つ表示する機能もあり、PDFや電子書籍の翻訳にも対応しています。
- 英語の記事を、原文の下に日本語訳がつく形で読める
- YouTubeやNetflixなど多くの動画サイトで字幕を2つ表示できる
- 基本機能は無料。有料のProは月9.99ドル(年払いは79.99ドル)
動画だけでなく、英語のニュースやブログを読む機会が多い方に向いています。
なお、字幕系の拡張機能は1つだけ有効にするのがおすすめです。
同じ動画で複数の拡張機能が動くと、字幕が二重に出たり、動作が重くなったりすることがあります。
📎 関連記事:Netflixで同時字幕(字幕2つ)を出す方法|PC・iPhone・iPad・テレビ別のやり方
⇒ 動画で学ぶならLanguage Reactor、対応サイトの多さならTrancy、Webページも読むならImmersive Translateです。
次は、英語の記事を読むときに便利な辞書の拡張機能です。

英語を読む|マウスを乗せるだけのポップアップ辞書拡張機能
英語のWebページを読んでいて知らない単語が出てきたとき、辞書サイトを開いて調べるのは手間がかかります。
ポップアップ辞書の拡張機能を入れると、単語にマウスを乗せるだけで意味が表示されます。
④ Weblioポップアップ英和辞典|入れてすぐ使える公式拡張機能
Weblioポップアップ英和辞典は、オンライン辞書「Weblio」の公式拡張機能です。
英単語にマウスを乗せるだけで、Weblio英和辞典の意味がポップアップで表示されます。
- 無料で、インストールしてすぐに使える
- 文章を選択すると、翻訳ページにすぐ移動できる
「私もインストールしてみたのですが、最初はマウスを乗せても何も表示されませんでした。辞書の拡張機能が反応しないときは、次のポイントを確認してみてください。」
- インストールする前から開いていたページは、再読み込み(F5キー)してから試す
- 拡張機能のオプションで、ポップアップの出し方(マウスを乗せる・ダブルクリックで選択する・Ctrlキーと組み合わせる)を確認する
- Chromeの設定画面やChromeウェブストアなど、拡張機能が動かないページもある
それでもうまく動かない場合は、次に紹介するMouse Dictionaryも試してみてください。
⑤ Mouse Dictionary|熟語もわかる高速辞書
Mouse Dictionary(マウス辞書)は、辞書データをパソコンの中に持つため、とても速く意味を表示できる拡張機能です。
単語だけでなく、複数の単語からなる熟語やイディオムの意味も表示できます。
- 無料のパブリックドメイン英和辞書「ejdic-hand」をすぐに使える
- 有料の「英辞郎」データを追加すると、意味や例文がぐっと詳しくなる
- ポップアップの位置や色を自由に変えられる
英語の記事や論文をたくさん読む方は、英辞郎のデータを追加したMouse Dictionaryが心強い味方になります。
「辞書の拡張機能を入れると、「わからない単語があっても読み進められる」ようになります。読む量が増えるのが、いちばん大きなメリットですね。」
⇒ 手軽さならWeblio、速さと詳しさならMouse Dictionaryです。
続いて、翻訳と英文チェックに使える拡張機能を紹介します。
翻訳・英文チェックに使えるChrome拡張機能
⑥ DeepL翻訳|長い英文を自然な日本語で理解
DeepL翻訳は、自然な訳文で知られる翻訳サービス「DeepL」の公式拡張機能です。
Webページの文章を選んでアイコンをクリックすると、その場で翻訳が表示されます。
- 無料版でも、選んだ文の翻訳と、入力中の文章の翻訳ができる
- ページ全体の翻訳は、有料のDeepL Proで使える
- DeepL Writeの機能で、英文の言い回しの候補も確認できる
英語学習では、まず自分で読んでから、確認のためにDeepLを使うのがコツです。
最初から翻訳を見てしまうと、英語を読む練習になりません。
⑦ Grammarly|英文の文法ミスを自動でチェック
Grammarly(グラマリー)は、英文を書くと文法やスペルのミスを自動で指摘してくれる拡張機能です。
Gmailやフォーム、SNSなど、ブラウザ上で英語を書くほとんどの場所で使えます。
- 無料版で、スペル・文法・句読点のチェックと、文章のトーンの判定ができる
- 無料版でも、AIによる文章作成を月100回まで使える
- 文全体の書き換え提案などは、有料のPro(年払いで月12ドル)の機能
英語でメールを書く方や、英作文を練習している方は、入れておくとミスに気づきやすくなります。
📎 関連記事:Grammarly(グラマリー)の使い方完全ガイド|無料版で英語ライティングを上達させる5つの活用法
📎 関連記事:英作文添削 無料AIツール7選比較|ChatGPT・Claude・Gemini・Grammarly
⇒ 読む時の確認にはDeepL、書く時のミス防止にはGrammarlyが便利です。
最後に、拡張機能を英語力アップにつなげる使い方を紹介します。
Chrome拡張機能を英語学習に活かす3つのコツ
翻訳や日本語字幕は「答え合わせ」に使う
字幕2つや翻訳の拡張機能はとても便利ですが、日本語ばかり見ていると英語の力はつきません。
まず英語だけで理解しようとして、わからない時だけ日本語を見るのが上達の近道です。
慣れてきたら、日本語字幕をオフにして英語字幕だけで見てみましょう。
「日本語字幕があると安心ですが、ずっと頼っていると英語を聞かなくなってしまいます。1回目は字幕2つ、2回目は英語字幕だけ、のように段階をつけるのがおすすめですよ。」
保存した単語はAnkiなどで復習する
拡張機能で調べた単語は、そのままにしておくとすぐに忘れてしまいます。
Language Reactorで保存した単語や辞書で調べた単語は、単語帳アプリのAnkiなどで定期的に復習すると定着しやすくなります。
📎 関連記事:Anki英単語学習の使い方7ステップ|iPhone・PC初期設定から復習まで
毎日見るサイトを英語に変える
拡張機能の効果がいちばん出るのは、ふだんの生活の中で英語にふれる時間が増えたときです。
好きなYouTuberの英語動画や、趣味の英語サイトなど、毎日見たくなるものを教材にしましょう。
⇒ 日本語は答え合わせに使い、調べた単語は復習までセットにするのがコツです。
では、拡張機能を安全に使うための注意点も確認しておきましょう。

Chrome拡張機能を使うときの注意点
アクセス権限と提供元を確認する
字幕や辞書の拡張機能は、表示しているページの内容を読み取って動きます。
インストールする前に、Chromeウェブストアで提供元・利用者数・評価・最終更新日を確認し、名前が似ている別の拡張機能と間違えないようにしましょう。
学校や会社のパソコンでは、拡張機能の追加が禁止されている場合があります。
使う前にルールを確認してください。
スマホのChromeでは使えない
Chromeの拡張機能は、基本的にパソコン版のChromeで使う機能です。
スマホのChromeアプリには拡張機能を追加できないため、スマホで学ぶ場合は各サービスのアプリや、拡張機能に対応した別のブラウザを使う必要があります。
📎 関連記事:Language ReactorはiPadで使える?Orion Browserでの設定方法
入れすぎると動作が重くなる
拡張機能をたくさん入れると、ブラウザの動作が遅くなったり、拡張機能どうしがぶつかって正しく動かなくなったりします。
使っていない拡張機能は、Chromeの「拡張機能を管理」からオフにするか削除しましょう。
「拡張機能は無料で手軽なぶん、似た名前のものも多いです。公式サイトのリンクからインストールすると安心ですね。」
⇒ 提供元を確認し、必要なものだけを入れて使うのが安全です。
まとめ:目的に合ったChrome拡張機能でパソコンを英語の教材にしよう
英語学習に使えるChrome拡張機能を、目的別にまとめます。
- 動画の字幕2つ:Language Reactor(定番)、Trancy(対応サイトが多い)、Immersive Translate(Webページも対訳)
- ポップアップ辞書:Weblioポップアップ英和辞典(手軽)、Mouse Dictionary(速くて詳しい)
- 翻訳・英文チェック:DeepL翻訳(読む時の確認)、Grammarly(書く時のミス防止)
どれも無料から始められるので、まずは目的に合うものを1つ入れて、今日から使ってみるのがおすすめです。
📎 関連記事:英語多読の無料サイト・アプリ11選|レベル別のおすすめと選び方
よくある質問(Q&A)
Q. 無料版だけでも英語学習に使えますか?
使えます。
この記事で紹介した7つはすべて無料で始められ、字幕2つ・ポップアップ辞書・選んだ文の翻訳・文法チェックといった基本的な機能は無料版でも使えます。
Q. スマホでもChrome拡張機能は使えますか?
スマホのChromeアプリでは、拡張機能を追加できません。
スマホで学ぶ場合は、Trancyのように専用アプリがあるサービスを使うか、拡張機能に対応した別のブラウザを使いましょう。
Q. Microsoft Edgeでも使えますか?
EdgeはChromeと同じしくみで作られているため、多くのChrome拡張機能をChromeウェブストアから追加して使えます。
ただし、すべての拡張機能が正しく動くとは限らないため、うまく動かない場合はChromeで試してください。
Q. 字幕2つの拡張機能を複数入れても大丈夫ですか?
入れておくこと自体は問題ありませんが、同じ動画で同時に動かすのは避けましょう。
字幕が重なったり、動作が重くなったりすることがあるため、使うものだけを有効にするのがおすすめです。
Q. Amazonプライム・ビデオでも字幕を2つ出せますか?
拡張機能によって対応しているサイトが違います。
Netflix・YouTube以外の動画サイトでも使いたい場合は、対応サイトの多いTrancyやImmersive Translateを試してみてください。
